解消するには



セックスレスの悩みがわかります



セックスレスというものは、他の問題とはまた違った「セックスレスならではの悩み」というものがたくさんありますよね。

そういった複雑な気持ちを持つからこそ、実は単純な事柄をとても複雑な問題にしてしまっていることもあります。

ただ逆に、そのためセックスレスにおいてはとても難しいと思うようなことも実は簡単に解決できる部分もたくさんあります。 そ

の理由と方法を少し知るだけでも気持がとても軽くなって、思っているよりも簡単に悩みを解決していけることを実感できます♪


回数より本人の辛さ



そもそも、「セックスレス」という表現はやや漠然としたものですよね。

その意味は文字通り「セックスが無い、または少ない」ことですが、その程度はカップルごとに様々ですし、そしてどの程度や内容を「辛い」と感じるのかも人それぞれです。

「月に2回しかセックスがないのがとても辛い」という人もいれば、「月に1回セックスがあれば満足できる」という人もいます。

また、

「セックス自体はあるけれども、それ以外の触れ合いや会話がないのが辛い」

という人もいれば、

「普段は仲がいいけれども、セックスだけがないのが辛い」

という人もいます。

たとえば「セックスの回数自体は少しはある」という人であっても、その中で自分が求めているものが全く得られずに辛い思いをしているのであれば、それも本人にとってのセックスレスであると考えてもいいでしょう。

逆に、回数は少ないけれども満たされているから満足しているという場合もあるわけです。

ですから、問題は「回数」よりも「本人の辛さ」が重要なところです。

その人のセックスレスは何が問題なのかというのは人によって様々ですので、セックスレスといいましてもその一言が意味するものはやや漠然としたものとなるでしょう。

 

漠然とした原因と対処

そしてもう一つ漠然としているように見える点は、「セックスレスの原因」という点です。

自分達がセックスレスになってしまっている原因を考えました時には、はっきりと「これだ」という原因がわかっているならばまだいいですが、普段はなかなかはっきりと原因を特定できないことも多いものです。

相手にセックスをしない理由を聞けたとしても、「なんとなくする気になれない」ということしか聞けないことも多いものです。

たとえば、女性が夫に対してセックスをしない理由を尋ねた時に、「仕事で疲れているから」という返事があったとします。

それを聞いたならば、セックスを解消するためには「仕事の疲れ」を何とかしなければならないと思うかもしれません。

しかし、実際に仕事の疲れを何とかしようとしてみますと、これはとても難しいことだと気付きます。思いつく事として

「マッサージをしてあげる」とか「おいしい食事を用意してあげる」

などをがんばってみましても、実際のところは彼の仕事自体が変化しないと疲れは変わらない、ということに気付いていくことが多いものです。

色々とがんばっているにもかかわらず効果がないことで、その途中の作業がとても辛くなってきます。

他にも例えば、妻が「家事や子育てが忙しくてその気になれない」というのを聞いたということで、夫が

「とにかく妻がその気になれるくらい家事や子育てをたくさん手伝おう」

とすることもあるかもしれません。

しかし、夫ががんばって大変な思いをして手伝ってみても、なかなかセックスレスの解消につながらなかったりします。。

家事や子育てを手伝うこと自体はもちろん良い行為ですが、大変な割にセックスレスの解消に結びつきません。

疲れていない、のに出来ない

そういった中では、「仕事で疲れているので」という理由を言っていたのに、疲れていない時にもセックスが出来ない、ということもよくあるものです。

自分達がセックスレスになっている理由や、相手がセックスを拒否する理由として漠然としたものしか見えないことが多いものです。

そういったように、その時のセックスレスの状態やセックスレスになっている理由が漠然とした印象なので、セックスレスを解消したいと思った時にもその方法はなかなか漠然としたものしか考えられなかったりします。

たとえば、「二人の仲を良くしないと」ということであったり、そしてそのための事として、 「デートをするようにする」「もっと会話をするように」「相手のことを考えて、思いやりをもつように」 というように考えることもあるかもしれません。

しかし、実際に実行してみましてもその効果も漠然としたものだったりします。

 

具体的な理屈がある

でも、セックスレスというのはそういった中でも、実は具体的な理屈がたくさんあります。

セックスが出来ない理由として見えることが「なんとなくセックスがしたくない」といったことだけだったとしても、実はそこにも理屈がたくさんあるのです。

そして、問題を解決する理屈と方法もそこにはあります。

たとえば「デートをする」や「会話を持つ」というのは一見具体的な方法のようにも見えますが、それによって得ようとしていることが「二人の仲をよくする」といった漠然としたもので、その事をなんとなく実行しているということであると、それはやはり効果を得るのが難しくなります。

やはりもっと直接的にセックスレス解消に結びつく理屈というのを求めたいところです。

 

解消できない一つの理由

たとえば、「疲れている」「やる気がない」「性欲が低い」「仲があまり良くない」などの事は実際に二人がセックスをしなくなる要素として確かにあります。

ただ、それらが原因だということで、それらの原因を改善しようとがんばってみても、なかなかセックスレスが解消しません。

それらが原因なのだから、それらを改善するようにするのは当然、と思います。

確かに、それらを改善できたとすれば、もちろんそれは良いことです。

しかし、それらの改善に向かってがんばっても、ちっとも改善に向かって前に進めない、という人がとても多くいます。

そしてそのうちには、がんばっているのに改善が見えないことに疲れてしまって、がんばることをやめたくなってしまいます。。

一方で世の中には、

「疲れているのにセックスレスになっていない人」

が多くいます。性欲が低下してきたけど、仲がそんなに良いわけではないけど、セックスをしている夫婦が多くいます。

「疲れているから → 疲れを取れば解決する」

という理屈ではなかなか解決に向かえないという、セックスレスはそういったところが多くあります。

この発想を繰り返してしまうこと、それは解消できない理由にもなっています。

 

「したくない」ならどうしようもない!?

また他に色々と相手に働きかけをしたりしましても、なにかと相手から「セックスをしたくない」という何らかのメッセージを受け取ることも多く、前に進む難しさをその度に感じてしまいます。

セックスレスは、

「そもそも相手がしたくないと思っているならどうしようもない」

と時に考えたくなってしまいます。

ですから、もしそうであるならば問題の解決のためには、

「相手がセックスを“したい”と思ってくれなければ解決できない。」

そしてそのためには、、

「二人関係全体を根本から良い状態にしなければ進まないだろう」

「自分にとても魅力を感じてもらう必要があるだろう」

「相手がセックスを好きになってくれなければ」

などのようにも思います。

そのように思うのは普通ではあるでしょうし、もしこれらが達成されるのであればもちろん何よりのことです。

ただ、これらのことは実際に実行してみた事がある人は、これらのことがとても難しいと感じたのではないでしょうか。

セックスレス解消のためということでこれらのことを目指し、それが思っている程に達成できない難しさから、セックスレス解消自体に希望を失っていってしまうのはよくある形です。

「相手にセックスを好きになってもらいたい」ということも何も悪いことではありませんし、もちろん目指したいことです。

ただ、一つとして「順序」というポイントはあります。

最初からそれだけもってセックスレス解消を期待する、というのはだいぶ難しく、行き詰まりを感じやすくなります。

 

どうしたら○○

セックスレスにおいては、そこでもう一歩奥に、もう少し視点を変えて、考えていく必要があります。
セックスレスで悩んでいる時には先程のように、

「どうしたら相手はセックスをしたくなってくれるだろう」
「どうしたらセックスを好きになってくれるだろう」

ということは当然のように考えることですよね。
もちろん自然な気持ちですし何も悪いことではないのですが、
たとえばそこで、
「どうしたら相手はしたくなってくれるだろう」

ではなく、

「どうして自分たちにはセックスが実現しないのだろう」

と考えてみたことはありますでしょうか。

この2つは、似たようなものに見えてけっこう違います。
ちょっとした意識の違いのようですが、解消のための方法論がだいぶ違ってきます。

「したくなってもらうにはどうしたら」という方向でその方法を探っていく、のと、「二人にセックスを実現させる」という方向でその方法を考えるのは大きな違いがあります。
そして、「いきなりしたくなってもらう」のが実際にはかなり難しいのに対して、「実現させる」というのは色々な方法論があります。

 

嫌だから!?

たとえば彼が自分を抱きしめてくれないのは、とにかく抱きしめる行為そのものがとにかく嫌だからでしょうか。

多くの場合はそうではないわけです。

実際に、ちょっと抱きしめる、という作業は生活の中でしている他の色々な行動とくらべても簡単なものですよね。

ですから「その簡単なことすらそんなに嫌なの?」と思ってしまったりもします。

ということは、「よほどその行為が嫌いなのか、またはこちらのことが嫌いなのだろうか」とも時に想像してしまいます。

といったこともあって、相手にそれをしてもらえるようになるには、

「まずは相手にその行為を好きになってもらわないとならない」と思うことが多くなります。

ただ、好きになってもらうことを実際に試みても、なかなか相手がそうなってくれないので、相手がそれを好きになってくれない事の難しさが、そのまま、それを実現する難しさであると考えて失望してしまいます。

でも、そうではありません。

大抵は、その行為がすごく嫌な訳ではなく、相手が自分の事をすごく嫌いだからでもなく、その行為を好きになってくれるかどうかこそが問題でもないのです。

 

何を目指すかで

また同時に、セックスレスというのは、その解消や改善を考える際に「どういう方向を目指すか」 というのが実はとても重要なポイントになってきます。

たとえば「相手がスパゲティが好きになる」という事と、「一緒にイタリアンレストランでデートが出来る」というのは話が同じではありません。

相手がスパゲティを好きになればイタリアンに行ける可能性が大きくなるので「まずはスパゲティを好きになってもらおう」という方向性は確かに自然な考え方ですし、その思い自体は悪くありません。

ただ、スパゲティへの思いに関わらず、「二人で楽しくイタリアンデートが出来るようになる」方向性は、それは素敵な方向性です。

「相手にスパゲティを好きになってもらおう」 という働きかけは、それを目指す方向性です。

「行きたい時に一緒にイタリアンレストランデートが出来る」 というのを叶える方向性、とはその叶え方や方法がまた違います。

それは無理そう、という思いから、「スパゲティを好きになってもらうしかない」という方向性と方法しか選ばない、ということは多いわけです。

はじめからその可能性を捨てていることも多いものです。 それを叶えるための方法論というのがあります。

実は嫌ではない!?

そしてまた、セックスレスというのは、
「実は二人ともセックスをしたいのに、セックスレスになっている」
というカップルや夫婦が、とても多くあります。

自分の夫や妻がレスであるならば、その相手は当然セックスが嫌なのだろうと普通に想像しますが、実はそうとは限りません。

実のところこういったケースは思っているよりも多くあります。

相手はすでに「セックスをしたい」という気持ちを持っていることもあり、ですからその相手に「セックスをしたいと思ってもらう」という働きかけをがんばってみる、というのは、大変な割にそもそも意味がない、ということにもなるわけです。

こういったことを含めたセックスレスの理屈、そして相手の本当の気持ちを理解すると、とても大きく視野が広がってきます。

 

控えめにしなくてもいい

セックスレス解消を考える際には、「控えめな目標」ほど一歩ずつ前に進めやすい、「とも限らない」というところがあります。

たとえば、今は二か月に一回くらいしかセックスがないので、いきなり週に1回を目指すのは難しいだろうからまずは無理せずひと月に一回を目指そう、としたとします。

相手がふた月に一回くらいその気になることがあって、その時だけセックスがある、という状態なので、まずはせめてひと月に一回くらいその気なってもらえないだろうか、と思ったりしたとします。

そして、いつかは月に何回かそうなってくれれば、と期待しているとします。そうなってくれるにはどうしたら、と考えます。

それはそれで考え方かもしれませんが、これというのは、一つとして「相手次第すぎる」というところがあります。

相手が多くその気になってくれれば、という感じではなく、いっそのこと一つ目指してしまいたいのは、

「自分が望んだ時にはセックスが実現する」

という状態です。

これはなにも無茶な話ではありません。

「回数を増やすことすら難しいのに、したい時に出来る、なんてそれこそ難しい」

「相手の都合などもあるからそれはほとんど無理ではないか」

と考えたくなるところかもしれません。

ただそれは、今で言うと「相手がその気になってくれるにはにはどうしたら」という方向でがんばっているから、というところもあるのです。

その方向を目指すとまた話が大きく違ってきます。

そして、かといってそれは、「相手が嫌々であっても無理にしてもらう」ということとも違います。

 

だから実現できる

あなたが夫や妻とのセックスについて望んでいること、普段の二人の関係で望んでいること、にはどんなことがあるでしょうか。

色々な思いがあると思いますが、それらはどれもそんなに大げさなものではない、のではないでしょうか。

ものすごく大変作業を相手に要求しているわけではないことでしょう。

だからこそ、普段気付きにくいセックスレスの理屈、そして解消のための考え方と方法を少し選べれば、意外なほどスムーズに前に進むことも出来てきます。


具体的、実践的であること



それらを知ると、辛い思いで頑張っているのに前に進まない、という行動を避けることが出来るのに加え、実に短期間で解消することも難しくない場合がとても多いのです。

全体として一つ良い点として言えることは、「行動する部分は簡単でいい」というところです。

解消法にしても拒否する人の気持ちにしても、その裏にある理屈は深いものがありますが、それによって得られた解消法を実行する部分は、意外に簡単でシンプルなものだけでいいということです。

そしてさらには、
「セックスレスの解消のためには当然必要だろう」と思うような難しいハードルを、大変な思いをして越えなくても大丈夫だという点もたくさんあります。

他にも色々とありますが、あなたがそういったような「大変な思いをしてがんばっている」ことがありましたなら、それをしないでも大丈夫です☆